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Webライターは甘くない?良いライターの条件と記事を一緒に作る方法

Webライターに求められるのは、文章のうまさだけでなく、SEOの知識や、情報を調べて整理する力、依頼の意図をくむ力です。業界の知識まで重ねて1人に求めると、依頼先はなかなか決まりません。業界の事情は発注する側が渡し、記事の組み立てはライターに任せる分担にすれば、AIで下書きを作る場合も含めて制作を進められます。

スタッフコラム「「良いライターがいない」の解決策を考える」

「Webライターは、文章が書けて題材に詳しければ務まりそう」。記事は文章で読者に届くため、書く力と題材の知識がそろえば良い記事になるように見えます。しかし、検索から読まれる記事には、SEOの知識や情報を整理する力、依頼の意図をくむ力まで求められ、業界の知識まで兼ね備えた書き手となるとごく一握りです。業界の事情は発注する側が渡し、記事の組み立てはライターが受け持つ分担にすれば、条件をすべて満たす人を待たずに記事を作れます。

本記事では、発注する側とライターとで「良いライター」の中身がずれる理由から、業界の知識を渡しながらライターと記事を作る進め方、AIで記事を作るときにも変わらないことまで、累計8,000記事以上を制作してきた制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • Webライターが甘くないのは、文章力のほかに、SEOの知識や情報の整理、依頼の意図をくむ力まで求められるから
  • 発注する側は業界に詳しい人を、制作会社はSEOと構成に強い人を「良いライター」と考えていて、条件がずれている
  • 業界の知識とSEOの両方を高い水準で持つ書き手は一握りで、両方を1人に求めると依頼先が決まらない
  • 業界の一次情報を発注する側が渡し、SEOと構成をライターが受け持つと、他社と差のつく記事になる
  • AIで下書きを作る場合も、業界の一次情報を渡さなければ、上位記事をまとめ直した記事にとどまる

ライター/クライアントが思う「良いライター」が違う

そもそも思うのは、ライター視点の「良いライター」とクライアント視点の「良いライター」にズレが生じているな、ということです。

クライアント視点での「良いライター」って、自社の業界に精通しているとか、専門的な資格を有しているとか、そういう技術的な側面が重視される傾向があります。つまり、「うちの業界のことをよく知っている人に書いてもらいたい」というニーズが大きいのです(その気持ちもとても良くわかります……)。

一方、SEOを主戦場とする私たちとしては、「良いライター」は以下のような特徴を持っていると考えています。

  • SEOに関する知識がある
  • 必要な情報を効率的に収集・整理できる
  • クライアントの要望を適切に理解し、それに応える能力がある
  • 効果的な文章構成力がある
  • 読者を引き付ける魅力的な文章が書ける

上記の通り、私たちは技術的な専門知識よりも、ライティングスキルそのものや、SEOスキル、仕事を進めるうえでの能力を「良いライター」の条件として重視しています。

発注する側と制作会社が考える「良いライター」の条件の違い

SEOコンテンツに求められる要素

「うちの業界のことをよく知っている人に書いてもらいたい」。そう思われるのはごく自然なことです。Googleの評価基準「E-E-A-T」にもある通り、執筆者の専門性や権威性は非常に大きな武器となります。

■E-E-A-Tとは
Googleが検索品質評価ガイドラインで定めている、Webサイトやコンテンツの品質を評価する基準のこと。以下4項目の頭文字から名付けられている。
・E:Experience(経験)
・E:Expertise(専門性)
・A:Authoritativeness(権威性)
・T:Trust(信頼性)

発注者側としても、専門知識を持って執筆してくれるライターなら話が早く、また執筆内容に関する修正回数も少なくなるため効率的にコンテンツを制作できるというメリットもあるでしょう。

しかし、ここで立ち止まって考えてみてほしいのです。情報として正しく、有益なだけで、本当に検索上位表示は狙えるのでしょうか?

確かに、SEO記事の基本は「ユーザーの役に立つこと」です。しかしその記事がユーザーの役に立つことを検索エンジンに伝えるためには、正しいHTMLマークアップや内部リンクの最適化など、SEOの知識が必要となるわけです。

つまり、情報として正しく優れているコンテンツであったとしても、検索エンジンにそれが伝わらなければ上位表示は難しいのです。そのため、SEO記事を制作するなら、SEOスキルを持ったライターに依頼することが前提となります。

効果的なWeb記事の書き方については「Web記事の書き方完全ガイド|初心者からプロまで使える7つのステップとコツ」で解説しています。

Web記事の書き方完全ガイド(初心者からプロまで使える7つのステップ)
記事の書き方・ライティング

Web記事の書き方完全ガイド|初心者からプロまで使える7つのステップとコツ

専門性とSEOスキルを兼ね備えた「完璧なライター」は一握り

ここで多くの方が「じゃあ、業界知識とSEOスキルの両方を持つライターを探せばいいんだ!」と思われるかもしれません。確かに、それが理想です。しかし、現実はそう甘くありません。

専門性とSEOスキル、この2つを高いレベルで兼ね備えたライターさんは、残念ながら非常に少ないのが現状です。特に、ニッチな業界になればなるほど、その傾向は顕著になります。

例えば、最先端の宇宙技術や特殊な工業製品など、専門性の高い分野を考えてみてください。そもそもその分野の専門家が少ないうえに、その中でSEOに精通している人となると…… 想像するだけで気が遠くなりそうです。

さらに、SEOの世界は日々進化しています。Googleのアルゴリズムは頻繁に更新され、効果的なSEO手法も常に変化しています。専門分野の知識を深めつつ、最新のSEOトレンドにも常に追従することは、並大抵の努力では難しいのです。

SEOライティングについては「SEOライティング入門 基礎から実践まで7ステップで完全マスター」も参考にしてください。

SEOライティング入門(基礎から実践まで7ステップ完全マスター)
記事の書き方・ライティング

SEOライティング入門 基礎から実践まで7ステップで完全マスター

ライター不足を解決するカギは「協働」

では、どうすれば良いのでしょうか?ここで提案したいのが「協働」というアプローチです。

SEOライターは、指定された検索キーワードについて徹底的にリサーチを行い、情報を整理したうえでコンテンツを制作します。しかし、これだけでは上位表示された記事をトレースしたような記事になりがちです。

そこで自社の持つ専門知識や一次情報をライターに提供することで、読者価値を補完することができるのです。具体的には、以下のようなステップを盛り込むことをおすすめします。

  • ライターとの事前ミーティングで、記事の方向性や重要ポイントを共有する
  • ライターからの構成案提出段階で、記事内で盛り込んでほしい一次情報などを提供する
  • ライターからの初稿提出段階で、必要に応じて追加情報を提供する
発注する側とライターの役割分担と、一次情報を渡す3つの時点

この「協働」アプローチなら、SEO要件を満たしたうえで記事のオリジナリティを高められます。単なる情報の寄せ集めではなく、独自の視点や価値を提供するコンテンツを制作できることから、上位表示の可能性を高めつつ他社との差別化にもつながることでしょう。

制作会社に依頼している場合であっても、上記のような対応が可能かどうか確認しておくことが大切です。

業界の知識を、どの段階でライターに渡すか決まっていますか

記事コンテンツの制作支援では、編集者・ライター・監修者のチーム編成から、レギュレーションの策定、品質管理の流れまでを構築します。無料のオンライン相談(30分)で、今のライターへの頼み方をお聞かせください。

AIで書けばライター探しは要らないか

AIで下書きを作れば、文章を書く人を探す手間は減ります。ただし、業界の一次情報を発注する側が渡す工程は、ライターに頼む場合と同じく残ります。AIが下書きに使えるのは学習した内容や公開されている情報までで、御社の現場の事情や経験は、渡さない限り記事に入らないからです。

Webライターの仕事が甘くないのは、AIが広まった今も同じです。上位記事の情報を集めて整理するだけの作業はAIでも短時間でできるため、書き手には、発注する側から一次情報を聞き出して記事に組み込む力が、以前より強く求められると見ています。

経営者経営者

一次情報を渡すといっても、ライターやAIに何を伝えればよいのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

お客様からよく受ける質問への答え方や、現場で実際にあった失敗とその対処など、御社の中にしかない話です。営業や現場の担当者がお客様に普段説明している内容を、そのまま話していただくだけでも記事の材料になります。

検索での評価も、記事をAIで作ったかどうかでは決まりません。Googleは、作り方ではなく内容を評価の対象とし、役に立つオリジナルの記事が上位に表示されやすいとしています。

AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス | Google Search Central Blog | Google for Developers
この投稿では、検索でユーザーに有用なコンテンツを表示するための Google の継続的な取り組みにおける、AI 生成コンテンツの位置づけについて詳しく説明します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

弊社でも、AIの進化と代表のナレッジによって、質を保ったまま記事の本数を出せるようになりました。自社ブログは2026年7月19日から毎日の公開を続けており、今は毎日10本を公開しています。ただし、何をどの順に書くかを決めた記事の型と公開前の検品を持たずに、AIで本数だけを増やすやり方はとりません。

AIで下書きを作るツールを比べたいときは「【2025年最新】AIライティングツール16選|比較から活用術まで」をご覧ください。

AIで作る記事に、決まった型と公開前の確認はありますか

記事コンテンツの制作支援では、自社と取引先のサイトで毎日の公開に使っている記事の指示文を作るツールを、御社で回せる形でお渡しします。公開前の確認は、御社で行っていただく形です。無料のオンライン相談(30分)から始められます。

まとめ:SEO記事はライターとの協働で強くなる

Webライターの仕事が甘くないのは、文章のうまさに加えて、SEOの知識や情報を整理する力、依頼の意図をくむ力まで求められるからです。業界の知識まで1人に求めると、依頼先はなかなか決まりません。業界の事情は発注する側が渡し、記事の組み立てはライターが受け持つ分担にすれば、他社と差のつく記事を作れます。AIで下書きを作る場合も、一次情報を渡す工程は変わりません。

私たち合同会社Writers-hubは、累計8,000記事以上を制作してきました。代表がこれまでに育てたライターは200人以上います。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。