「アクセスのない古い記事をまとめて消せば、サイトの評価が上がるはず」。そう考えるのは、表示回数が0に近い記事が、サイトの順位を下げているように見えるためです。ところが、Googleの資料には、サイトを新しく見せるために古いコンテンツを大量に削除してもランキングは上がらない、と書かれています。低品質かどうかを決めるのは、古さやアクセス数ではなく、検索した人の疑問に答える中身です。
本記事では、低品質コンテンツの定義から、見分け方、リライト・統合・noindex・削除の選び方まで、累計8,000記事以上を制作してきた記事制作会社の視点でお伝えします。
- 低品質コンテンツは、検索した人の疑問に答えず、独自の情報も加えていないページを指す
- 手動による対策を受けたときは、Search Consoleで知らされる
- 候補はSearch ConsoleとGA4の5つの指標で絞り、処分は中身を読んで決める
- 削除は最終手段で、先にリライトと統合で直せるかを考える
- AIを使うこと自体ではなく、価値を加えずに大量のページを作ることがポリシー違反に当たる
低品質コンテンツとは何か
低品質コンテンツとは、検索した人の疑問に答えておらず、ほかのページにない情報も加えていないページを指すSEOの言葉です。
Googleのスパムに関するポリシーにも、中身の薄いページに当たる違反が並んでいます。ランキングの操作を目的に大量のページを作る「大量生成されたコンテンツの不正使用」や、販売元の商品説明をコピーしただけの「内容の薄いアフィリエイトサイト」などです。違反したサイトは、掲載順位が下がるか、検索結果にまったく表示されなくなることがあります。
一方で、アクセスが少ないこと自体は、低品質の証拠になりません。検索する人が少ないKWの記事は、中身が十分でも表示回数は少ないものです。文字数の少なさも、低品質の理由にはなりません。Googleの資料に、Googleが優先する文字数という設定は存在しないと明記されているためです。
低品質コンテンツがSEOに与える影響
低品質コンテンツの影響は、そのページの順位だけでなく、同じサイトのほかのページの評価に及ぶこともあります。Googleの資料には、検索エンジン対策を第一に作られた部分があるサイトでは、有益性の低いコンテンツを削除すると、ほかの有益なコンテンツのパフォーマンスが向上する可能性があると書かれています。

順位が下がったときに最初に見分けたいのは、手動による対策を受けたのかどうかです。
記事の順位がまとめて下がりました。低品質コンテンツのペナルティを受けたのでしょうか。
編集部
Search Consoleの「手動による対策」レポートを開いてみてください。Googleの担当者がポリシー違反と判断したときは、レポートとメッセージで通知が届く仕組みです。何も届いていなければ、下がり幅を見ます。2位が4位になった程度なら大きく直す必要はなく、大きく下がったページの中身を見直して、評価が変わるのを待ちます。改善が表れるまで、数か月かかることもあります。
手動による対策を受けたときは、レポートに書かれた問題をすべてのページで直し、同じレポートで審査をリクエストする流れです。

低品質コンテンツを見分ける5つの指標
自社サイトの低品質コンテンツの候補は、Search ConsoleとGA4の次の5つの指標で絞り込めます。
指標 | 見る場所 | 候補にする目安 |
|---|---|---|
インデックスの登録状況 | Search Consoleのページのインデックス登録レポート | 「クロール済み - インデックス未登録」に入っている |
表示回数とクリック数 | Search Consoleの検索パフォーマンス | 12か月の合計がサイト内で下位 |
平均掲載順位 | Search Consoleの検索パフォーマンス | 50位より下が続いている |
平均エンゲージメント時間 | GA4のページとスクリーンのレポート | サイトの平均より明らかに短い |
リンクの数 | Search Consoleのリンクレポート | リンクレポートに出てこない |
5つの指標は候補を絞る目安で、処分は中身を読んで決めます。「クロール済み - インデックス未登録」も、低品質と決まったページの一覧ではありません。Search Consoleのヘルプに、今後登録される可能性もあると書かれています。
検索パフォーマンスの期間は、既定では過去3か月です。季節で検索が増える記事を候補に入れないよう、12か月に広げてから並べます。
※ 表示回数と順位の目安は、サイトの記事数とKWの検索数で変わります。
記事を一覧にして分類する進め方は、既存コンテンツの棚卸し方法が参考になるはずです。
リライト・統合・noindex・削除の選び方
低品質コンテンツの候補への対処は、リライト・統合・noindex・削除の4つです。Googleはコンテンツの削除を最終手段としているので、削除は直せないページだけに使います。
問い合わせにつながっている記事は、指標が低くても対処の対象外です。残りの候補は、中身を読んで次の表の4つに振り分けます。
候補の状態 | 対処 | すること |
|---|---|---|
検索した人の疑問とずれている | リライト | 疑問への答えと自社の情報を足す |
同じ疑問に答える記事が自社に複数ある | 統合 | 評価の高い記事にまとめ、もう一方から301リダイレクトする |
読む人はいるが、検索から来てもらう必要がない | noindex | ページは残し、検索結果にだけ出さない |
直しても答えられる疑問がない | 削除 | 被リンクがあれば内容の近いページへ301リダイレクトし、なければ404か410を返す |

同じクエリに自社の記事が複数出ているかは、検索パフォーマンスでクエリを選び、ページのタブを開くと分かります。両方のURLを残す必要があり、中身がほぼ同じなら、canonicalタグで正規のURLを示す方法もあります。
削除の前には、そのページへのリンクをリンクレポートとCMSの本文検索で探し、外すか張り替えます。処分を何回かに分け、前の回の結果を見てから次に進むのは、流入が落ちたときにどの処分が原因かを切り分けるためです。
同じKWを狙う記事が、自社の中で何本も見つかりませんでしたか
記事ごとに狙うKWを決め直しておくと、これから書く記事で同じ重複を生まずに済みます。記事コンテンツの制作支援では、狙うKWと優先順位を決めるKW戦略設計を当社が受け持ちます。相談は無料で、オンラインで30分ほどです。
noindexで検索結果から外す手順
noindexで検索結果から外すときは、Googlebotがページを読める状態のまま、noindexを入れます。robots.txtでブロックするとGoogleはnoindexを読めず、ほかのページからリンクされていれば検索結果に残ることがあるためです。

noindexの手順は、次の4つです。
robotsのmetaタグか、HTTPヘッダーのX-Robots-Tagで指定します。Googleによると、どちらも効果は同じです。
URL検査ツールで、Googlebotが取得したHTMLにnoindexが入っているかを見て、再クロールをリクエストします。Googleが次にページを読むまで、数か月かかることもあるためです。
Search Consoleの非表示ツールで、URLを約6か月、検索結果から外せます。期間が過ぎると再び表示されうるので、noindexか削除と組み合わせます。
ページのインデックス登録レポートで、URLが「URLにnoindexが指定されています」に入っていれば完了です。
AIで作った記事は低品質コンテンツか
AIで作った記事だからといって低品質コンテンツになるわけではなく、問われるのは、検索した人の知りたいことに答えているかです。Googleも生成AIによるコンテンツについてのガイダンスで、生成AIなどのツールを使い、価値を加えずに大量のページを作ると、大量生成されたコンテンツの不正使用に当たる可能性があるとしています。
弊社の代表は、AIの進化と自身のナレッジで質を保ったまま本数を出せるようになったと考えていて、自社ブログでは2026年7月19日から毎日10本を公開しています。ただし、型と検品のない量産は勧めません。
量産する記事で公開前に確かめたいのは、次の4つです。
- 検索した人の疑問に、見出しのすぐ下の1文目で答えている
- 上位ページにない自社の情報や判断が入っている
- 同じKWを狙う記事が自社サイトにまだない
- 数字や制度の記述を公式の資料で確かめている
AIで書く記事の指示文と確認の手順を、社内で回せていますか
記事コンテンツの制作支援の「毎日出している型を渡す」では、弊社と取引先のサイトで毎日の公開に使っている記事の指示文を作るツールを、御社で回せる形でお渡しします。公開前の確認は御社で行っていただきます。
まとめ|数字で候補を絞り、中身を読んで決める
低品質コンテンツかどうかを決めるのは、記事の古さやアクセス数ではなく、検索した人の疑問に答える中身です。数字で候補を絞り、処分はページを読んで決めます。
全部の記事を一度に見直せないときは、「クロール済み - インデックス未登録」の記事から読み始めます。四半期ごとなど時期を決めて続ければ、新しく増えた候補も拾えるでしょう。
私たち合同会社Writers-hubは、記事ごとに狙うKWと答える疑問を決める段階から、記事の制作を支援しています。
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