「オウンドメディアを運営するなら、月間何万PVかは超えないと成果とは呼べないのだろう」。アクセス解析の画面でも社内の報告でも最初に目に入るのがPV数で、他社の運営事例も達成したPV数で語られることが多いため、そう感じるのは自然なことです。しかし、目安となるPV数は他社から借りる数字ではなく、獲得したい問い合わせ件数から逆算して自社で決める数字です。月間5,000PVでも、届けたい相手に届いていれば成果と呼べます。
本記事では、BtoB企業とBtoC企業それぞれのPV数の目安と実際の例から、成約件数をもとにした目標の立て方、目標に届かないときにPV数を伸ばす手順まで、記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。
- 月間PV数の目安は、BtoB企業で1,000PVから10万PV以上、BtoC企業で5,000PVから50万PV以上と幅が広く、相場だけでは自社の目標は決まらない
- 当社が制作会社経由で記事制作を受け持った上場企業のオウンドメディアは、半年で月間10万PVに伸びた
- 他社の数字と比べるときは、運営を始めて何か月目かをそろえ、総PVを記事の本数で割ってから見る
- 目標PVは成約件数から逆算し、届く範囲かは狙うキーワードの検索数と、Search Consoleで測った自社のクリック率から確かめる
- 目標に届かないときは、計測の設定、順位が付きかけている記事の手直し、記事の追加、内部リンクの順に手をつける
PV数とは?オウンドメディアでの重要性
PV数は、オウンドメディアのページが何回表示されたかを数える指標で、集客の量を測るときの基本になります。
PV数の基本的な意味
PV数(ページビュー数)とは、Webサイトやブログなどのページが閲覧された回数を表す指標です。ユーザーがサイト内の各ページを表示するたびにカウントされます。
例えば、1人のユーザーがオウンドメディア内の3つの記事を閲覧した場合、PV数は3としてカウントされます。同じユーザーが再度同じページを訪れた場合も、新たに1PVとしてカウントされます。
PV数は、そのWebサイトがどれだけ閲覧されているかを把握するための基本的な指標であり、オウンドメディアの集客状況や人気コンテンツを把握するために活用されます。
セッション数・ユーザー数との違い
PV数と混同されやすい指標として、セッション数(SS)とユーザー数(UU:ユニークユーザー)があります。それぞれの違いを押さえておきましょう。
PV数 | サイト内のページが閲覧された合計回数。同じユーザーが同じページを何度見ても、その回数分カウントされる。 |
セッション数 | ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの一連の行動をひとつのセッションとしてカウント。一定時間(通常30分)操作がなければセッションは終了し、再アクセス時に新たなセッションが開始される。 |
ユーザー数 | サイトを訪れたユーザーの数。同じブラウザ・端末からなら、何度訪問しても1人として数える(Cookie等で識別)。 |
例えば、10人のユーザーがそれぞれ平均5ページを閲覧した場合は、次のようになります。
- ユーザー数(UU):10
- セッション数(SS):10(1人1セッションの場合)
- PV数:50(10人×5ページ)
PV数/セッション数は、1セッションあたりの閲覧ページ数を表し、サイト内の回遊状況を把握する指標となります。上記の例では「5ページ/セッション」となり、ユーザーが平均して5ページを見ていることがわかります。
GA4でPV数を確認する画面
GA4では、ユニバーサルアナリティクスで「ページビュー数」と呼んでいた数字を、「表示回数」という指標で確認します。「レポート」の「エンゲージメント」にある「ページとスクリーン」を開くと、ページごとの表示回数が並びます。
表示回数は、Webページとアプリの画面の表示を合わせて数えた値です。アプリも同じプロパティで計測している場合は、表示回数にアプリの画面の分が含まれます。

オウンドメディアにおけるPV数の位置づけ
オウンドメディア運営においてPV数が重要視される理由は主に以下の点です。
- 集客力の指標:メディア全体の集客状況を把握できる
- コンテンツの評価:どのような記事が読まれているかを分析できる
- 広告収益の基準:広告掲載の場合、PV数が収益に直結する
- ROIの判断材料:コンテンツ制作コストに対する成果を測る
- ブランド接触機会:ユーザーとのタッチポイント数を示す
ただし、PV数だけを過度に重視することは避けるべきです。PV数が多くても、実際のコンバージョン(問い合わせや資料請求など)につながらなければ、ビジネス的な成果は限定的となります。
PV数は重要な指標の一つですが、最終的なビジネス目標(リード獲得、売上向上など)との関連性を常に意識しながら評価することが大切です。
関連記事:【2025年最新】オウンドメディア構築の完全ガイド|手順からコツまで徹底解
オウンドメディアのPV数の目安
オウンドメディアのPV数は、企業の業種やビジネスモデル、メディアの目的によって大きく異なります。一般的な月間PV数の目安は、BtoB企業で1,000PVから10万PV以上、BtoC企業で5,000PVから50万PV以上です。
BtoB企業のPV数目安
BtoB企業のオウンドメディアは、専門性の高い情報を提供し、見込み顧客の育成や業界内でのブランディングを目的としていることが多いため、一般的にBtoCよりもPV数は少なくなる傾向があります。
規模 | 月間PV数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
小規模 | 1,000〜5,000PV | リソースが限られる中での運営。ニッチな業界や特定の専門領域に特化した情報発信。 |
中規模 | 5,000〜2万PV | 定期的な更新体制が整っており、業界内での認知度が高まりつつある状態。 |
大規模 | 2万〜10万PV | 専任チームによる運営体制が整い、業界内での権威性を確立しつつある状態。 |
トップレベル | 10万PV以上 | 業界を代表するメディアとしての地位を確立。幅広いキーワードで上位表示を獲得。 |
BtoB企業の場合、ターゲット市場そのものが小さいため、PV数が少なくても質の高いリードが獲得できれば十分な価値があります。例えば、月間5,000PVでも、業界の意思決定者に適切にリーチできていれば成功といえるでしょう。
BtoC企業のPV数目安
BtoC企業のオウンドメディアは、より広い層のユーザーをターゲットにしていることが多く、一般的にBtoBよりもPV数が多くなります。
規模 | 月間PV数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
小規模 | 5,000〜2万PV | 起業間もない、または小規模事業者のオウンドメディア。特定のニッチ領域に特化。 |
中規模 | 2万〜10万PV | 定期的な更新体制が整い、いくつかのキーワードで上位表示を獲得している状態。 |
大規模 | 10万〜50万PV | 専任チームによる本格的な運営。多くのキーワードで上位表示を獲得。 |
トップレベル | 50万PV以上 | 業界を代表するメディアとして確立。多数のコンテンツと強力なドメインパワーを持つ。 |
BtoC企業の場合は、より多くの一般消費者にリーチする必要があるため、PV数の規模感がBtoBよりも大きくなります。特にECサイトやメディア収益型のビジネスでは、PV数がそのまま売上や広告収入に影響するため、より高いPV数を目指す傾向があります。
業種別・規模別の目安数値
業種によってもPV数の目安は異なります。以下に主な業種別の目安を示します。
業種 | 月間PV数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
IT・SaaS | BtoB: 5,000〜5万PV | 技術情報やソリューション提案が中心。SEO競争が激しい業界。 |
製造業 | BtoB: 3,000〜3万PV | 専門性が高く、業界用語も多い。製品情報や技術資料が中心。 |
コンサルティング | 3,000〜5万PV | 専門知識の提供が価値。事例や分析記事が中心。 |
小売・EC | 1万〜100万PV | 商品情報やライフスタイル提案が中心。集客が売上に直結。 |
美容・健康 | 1万〜50万PV | 情報ニーズが高く、検索ボリュームも大きい。競争も激しい。 |
飲食 | 5,000〜3万PV | 店舗情報やレシピ、食に関する情報提供が中心。 |
不動産 | 5,000〜10万PV | 物件情報や住宅ローン、地域情報などが中心。 |
ただし、これらの数値はあくまで一般的な目安であり、単純にPV数だけで成功を判断するのではなく、自社のビジネス目標に合わせた適切な指標を設定することが重要です。
例えば、高額なBtoBサービスを提供する企業であれば、月間PV数が5,000程度でも、質の高いリードが月に10件獲得できれば十分な成果といえるでしょう。一方、ECサイトであれば、10万PVあっても購入コンバージョン率が低ければ課題があると言えます。
半年で月間10万PVに伸びた例
当社が制作会社経由で記事制作を受け持った上場企業のオウンドメディアは、半年で月間10万PVに伸びました。BtoB企業の表では「大規模」と「トップレベル」の境目、BtoC企業の表では「中規模」と「大規模」の境目にあたる数字です。
PV数の表は運営の体制で規模を分けていますが、実際のPV数は、記事を公開し始めてからの期間でも大きく変わります。検索からの流入は、記事の掲載順位が安定するまで伸びにくいためです。自社の数字を表や他社の例と比べるときは、運営を始めて何か月目かをそろえます。
半年で届くPV数は、狙うキーワードの検索数の合計や公開する記事の本数、サイトがすでに検索で得ている評価などで変わります。自社でどこまで届くかは、狙うキーワードの検索数から上限を出す計算で確かめられます。
うちのオウンドメディアは月5,000PVなんだけど、これって少ないほうなの?
編集部
BtoBなら、表の小規模と中規模の境目にあたる数字です。ただ、記事が10本での5,000PVと、100本での5,000PVでは意味が違います。記事の本数で割って、1本あたりどれだけ読まれているかから見てみましょう。
オウンドメディアのPV数の目標設定方法
オウンドメディアの目標PV数は、必要な成約件数から逆算して決めるのが基本です。逆算した数字が届く範囲かは、狙うキーワードの検索数と記事の本数から確かめ、競合サイトの数字は業界の中での位置を知るために使います。
コンバージョン率(CVR)から設定する方法
最も効果的な目標設定方法の一つは、最終的なビジネス目標から逆算してPV数を設定する方法です。以下の手順で計算できます。
例:月間50件の成約を目指す
例:2件の問い合わせで1件の成約(成約率50%)
例:問い合わせコンバージョン率が3.3%の場合、1件の問い合わせに必要なセッション数は約30
例:平均して1セッションで2ページ閲覧される場合、1セッションあたり2PV
50件(目標成約数)× 2件(成約1件あたりの問い合わせ数)× 30(問い合わせ1件あたりのセッション数)× 2(1セッションあたりのPV数)= 6,000PV
この計算方法のメリットは、ビジネス目標と直接紐づいた現実的なPV数目標を設定できる点です。実際のコンバージョン率やセッションあたりのPV数は、Google Analyticsなどのツールで確認できます。
なお、オウンドメディア開設初期は十分なデータがない場合もあるため、業界平均値や一般的な基準値を参考にしましょう。

キーワードの検索数から出す上限
狙うキーワードの検索数から出す上限は、目標PVが今のキーワードの範囲で届く数字かを確かめるための数字です。取りにいくキーワードの月間検索数を合計し、想定する掲載順位でのクリック率を掛けると、検索から来るセッション数の上限が出ます。そこに1セッションあたりのPV数を掛ければ、PV数の上限になります。月間検索数の合計が20万で、クリック率が5%、1セッションあたり1.5PVなら、上限は月1万5,000PVです。
クリック率は、Search Consoleで測った自社の数字を使います。同じ掲載順位でも、キーワードや検索結果の表示のされ方でクリック率は変わるからです。Search Consoleの検索パフォーマンスのレポートでは、クエリごとのクリック数、インプレッション数、平均掲載順位を確認できます。

上限が目標PVより低ければ、記事を増やしても目標には届きません。見直すのは記事の本数ではなく、狙うキーワードの範囲です。
狙うキーワードの範囲を、どこまで広げられるか決まっていますか
上限の計算には、取りにいくキーワードの一覧と、それぞれの月間検索数が要ります。記事コンテンツの制作支援では、その一覧をつくるキーワード戦略設計から、どの順番で記事にするかまでを引き受けています。
記事の本数から出す到達見込み
記事の本数から出す到達見込みは、今の記事が1本あたり月にどれだけ読まれているかをもとに、目標の時点で届くPV数を見積もった数字です。記事ごとの月間PV数を一覧にして、次の3つの手順で計算します。
計算に使うのは、公開から3か月以上たった記事だけです。検索順位が安定していない記事を混ぜると、数字が実態より低く出ます。
真ん中の記事がどれだけ読まれているかを見るほうが、次に書く記事の見込みに近くなります。1本だけ大きく読まれた記事があると、平均は実態から離れるからです。
中央値が月30PVで、半年後に記事が60本になる計画なら、記事からの流入は月1,800PV前後です。実際のPV数には、ここにトップページや社名で検索された分が加わります。
必要なPV数が検索数から出した上限を超えていないことを確かめてから、本数の計画を立てましょう。

競合サイトを参考にした目標設定
自社と同様のオウンドメディアを運営している競合サイトのPV数を参考にする方法も効果的です。
競合サイトのPV数を調査するには、以下のようなツールが活用できます。
- SimilarWeb:無料版でも基本的なトラフィック情報を確認可能
- Semrush:詳細な競合分析が可能なSEOツール
- ahrefs:SEO分析に特化したツールで競合サイトのトラフィック推定が可能
どのツールで見られる数字も外部から推定した値で、競合サイトが自分で計測しているPV数そのものではありません。記事の本数が違うサイトどうしは、推定値を記事の本数で割ってから比べます。
競合サイトのPV数を調査したら、以下の手順で目標設定を行います。
- 主要な競合サイト3〜5社のPV数を調査する
- 各サイトのPV数の平均値を算出する
(例:3サイトが2.5万PV、5.5万PV、6万PVの場合、平均は約4.7万PV) - 自社の現状を考慮して、短期目標と長期目標を設定する
(例:1年後に競合平均の50%、3年後に競合平均の100%達成を目指す)
競合調査による目標設定は、業界内での相対的な位置づけを把握しながら目標設定できる点がメリットです。ただし、競合との単純比較だけでなく、自社のリソースや強みを考慮して現実的な目標設定を心がけましょう。
現実的な目標設定のポイント
効果的な目標設定には、以下のポイントを意識することが重要です。
- 段階的な目標設定:いきなり高い目標ではなく、段階的に設定する
- 期間別の目標設定:短期(3ヶ月)、中期(1年)、長期(3年)など期間別に設定
- リソースとの整合性:運用体制や予算に見合った目標を設定する
- 多面的な評価:PV数だけでなく、コンバージョン率や滞在時間なども含めた複合的な目標を設定
- 定期的な見直し:実績を踏まえて定期的に目標を見直し、調整する
高すぎる目標設定は挫折感につながり、低すぎる目標設定では成長機会を逃すことになります。現状のパフォーマンスを正確に分析し、着実に成長できる「チャレンジングだが達成可能」な目標を設定しましょう。
また、オウンドメディアの運営目的(ブランディング、リード獲得、ユーザーサポートなど)によって重視すべき指標は異なるため、目的に応じた目標設定を心がけることも大切です。
関連記事:オウンドメディアのKPIとは?指標の決め方と運用でつまずかない設定手順を解説
PV数を上げるための効果的な施策
オウンドメディアのPV数は、セッション数に1セッションあたりのPV数を掛けた数です。SEO対策とコンテンツの改善でセッション数を増やし、内部リンクで1セッションあたりのPV数を増やすのが、PV数を上げる施策の組み立てになります。

目標に届かないときに手をつける順番
目標PVに届かないときに手をつけるのは、次の4つの手順です。前の手順を飛ばすと、後の手順の効果を測れなくなるため、上から順に進めてください。
社内からのアクセスは、GA4の「内部トラフィックの定義」に社内のIPアドレスを登録し、データフィルタで除外します。データフィルタで除外したデータは後から戻せないため、最初は「テスト」の状態で結果を確かめます。社名やサービス名での検索と、一般のキーワードからの流入も分けて見ておくと、施策の効果を取り違えません。
掲載順位が11位から30位あたりにある記事を抜き出し、上位のページが答えている内容と見比べて書き足します。順位が付きかけている記事の手直しは、新しい記事を書くより早く数字に表れやすいからです。
上限の計算で、まだ記事にしていないキーワードから、検索意図が近いものをまとめて記事にします。狙いを決めずに本数だけ増やすと、1記事あたりのPV数の中央値が下がるだけです。
1セッションあたりのPV数が1に近いなら、関連する記事への内部リンクを足します。同じセッション数でも、PV数が増えます。
SEO対策でPV数を増やす方法
オウンドメディアのPV数を増やす上で最も効果的な方法の一つが、SEO(検索エンジン最適化)対策です。検索エンジンからの自然流入を増やすことで、継続的なPV獲得が可能になります。
効果的なSEO対策の基本は以下の通りです。
適切なキーワード選定
ターゲットユーザーが実際に検索しているキーワードを調査し、適切に選定することがSEO対策の基本です。
- ニーズに合ったキーワード:ユーザーが求める情報に関連するキーワードを選ぶ
- 検索ボリュームの確認:一定の検索需要があるキーワードを選ぶ
- 競合度の確認:競合が少ないキーワードから取り組む
- ロングテールキーワード:具体的なフレーズでライバルが少ないキーワードを狙う
キーワードプランナーやラッコキーワードなどのツールを活用して、効果的なキーワード調査を行いましょう。
検索意図に合ったコンテンツ作成
選定したキーワードの「検索意図」(ユーザーがそのキーワードで何を知りたいのか)を理解し、それに応える内容を提供することが重要です。
- 検索上位記事の分析:同じキーワードで上位表示されている記事を参考にする
- 網羅的な情報提供:関連する疑問や情報を幅広くカバーする
- 読みやすい構成:見出しや箇条書きを活用し、情報を整理する
- 具体例の提示:抽象的な説明だけでなく、具体例を交えて理解を促す
E-E-A-Tの向上
Googleが重視するE-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)を意識したコンテンツ作成が、SEO効果を高めます。
- Experience(経験):実体験や実践に基づいた情報提供
- Expertise(専門性):分野での深い知識を示す内容
- Authoritativeness(権威性):業界での認知度や実績を示す
- Trustworthiness(信頼性):正確で信頼できる情報を提供する
記事の執筆者プロフィールの掲載や、信頼できる情報源の引用なども効果的です。
技術的SEO対策
Webサイトの技術面を最適化することも、SEO効果を高める重要な要素です。
- 表示速度の改善:ページの読み込み速度を最適化する
- モバイル対応:スマートフォンでも快適に閲覧できるようにする
- 適切なメタタグ設定:タイトルタグやメタディスクリプションを最適化する
- 構造化データの実装:検索結果での表示を強化する
- 内部リンク最適化:関連コンテンツ同士を適切にリンクする
SEO対策の効果が表れるまでには一般的に3〜6ヶ月程度の時間がかかります。短期的な結果を求めすぎず、継続的に質の高いコンテンツを提供し続けることが重要です。
コンテンツの質を高める方法
検索エンジンからの評価だけでなく、ユーザーにとっても価値のあるコンテンツを提供すると、PV数の増加と同時にリピーターの獲得にもつながります。
コンテンツの質を高めるためのポイントは以下の通りです。
- ターゲットを明確にする:誰に向けたコンテンツなのかを明確にし、その層のニーズに応える
- 独自の視点を提供する:他サイトにはない独自の情報や視点を盛り込む
- 視覚的な要素を取り入れる:画像、図表、動画などを活用して理解を促進する
- 更新頻度を保つ:定期的にコンテンツを更新し、鮮度を維持する
- 読みやすさを意識する:適切な見出し、段落分け、強調表現などで読みやすさを向上させる
特に重要なのは、ユーザーの悩みや疑問に対して具体的で実践的な解決策を提供することです。「何を」伝えるかだけでなく、「どのように」実践すればよいのかまで踏み込んだコンテンツは高く評価されます。
また、データや事例に基づいた信頼性の高い情報提供も重要です。客観的なデータや具体的な事例を交えることで、コンテンツの説得力が高まります。
内部リンク最適化でPV数を上げる
内部リンクの最適化は、サイト内の回遊性を高め、1ユーザーあたりのPV数を増加させる効果的な方法です。
効果的な内部リンク戦略には以下のポイントがあります。
- 関連コンテンツへのリンク:記事内で関連する他の記事へ自然にリンクを設置する
- 階層構造の明確化:メインコンテンツとサブコンテンツの関係を明確にする
- アンカーテキストの最適化:リンクのクリック率を高める適切な文言を使用する
- 人気コンテンツの活用:アクセスの多いページから関連コンテンツへ誘導する
- サイドバーやフッターの活用:人気記事やカテゴリーリンクを設置する
特に効果的なのは「関連記事の表示」です。記事の終わりに表示した関連記事が読者の次のアクションを促し、PV数の増加につながります。
また、ピラミッド構造のコンテンツ設計も効果的です。特定のテーマについて、「概要記事」と「詳細記事」のような階層関係を作って相互にリンクすると、情報の整理とPV増加の両方につながります。
記事の手直しと追加を、同じ月に回せていますか
手をつける順番が決まっても、順位が付きかけている記事の手直しと新しい記事の追加を毎月回す人手がなければ、PV数は動きません。記事コンテンツの制作支援では、社内で記事を出し続けるための制作体制の構築と、当社が毎日の記事公開に使っている型をお渡ししています。
関連記事:記事のKPI設計——PVだけ見てると失敗する、成果指標の正しい設定方法
よくある質問
オウンドメディアのPV数の目安について、よくある3つの質問に答えます。
記事の本数と、公開してからの期間で評価が変わります。公開から3か月以上たった記事が10本で月1,000PVなら、1記事あたり月100PV前後です。同じ1,000PVでも記事が100本あるなら1記事あたり月10PVで、検索で順位が付いていない記事が多いと考えられます。総PVだけで判断せず、記事の本数で割ってから考えてください。
検索からの流入は、記事を公開してから掲載順位が安定するまでに、一般に3〜6か月かかります。公開から1か月の数字で記事の良し悪しを決めると、これから伸びる記事まで手放すことになります。記事の評価には、公開から3か月以降のデータを使いましょう。
本数だけでは決まりません。狙ったキーワードが検索されていなければ、100本書いてもPV数は積み上がらないためです。先に狙うキーワードの検索数の合計から上限を出し、目標PVに届く範囲かを確かめてから本数を決めます。
まとめ
オウンドメディアのPV数の目安は、BtoB企業で月1,000PVから10万PV以上、BtoC企業で月5,000PVから50万PV以上と幅が広く、相場と見比べるだけでは自社の目標は決まりません。目標PVは、必要な成約件数から逆算して決めます。そのうえで、狙うキーワードの検索数から出した上限と比べ、届く数字かを確かめてください。
他社の数字や、半年で月間10万PVに伸びた例と比べるときは、運営を始めて何か月目かをそろえ、総PVを記事の本数で割ってから見ます。目標に届かないときは、計測の設定を確かめたうえで、順位が付きかけている記事の手直し、記事の追加、内部リンクの順に進めましょう。
私たち合同会社Writers-hubは、累計8,000記事以上を制作してきた記事制作会社です。記事コンテンツの制作支援では、狙うキーワードを決めるキーワード戦略設計から、社内で記事を出し続けるための制作体制の構築までを引き受けています。
関連記事:PVとは?ビジネスでの意味とUUとの違い、報告で併せて見る指標
関連記事:ブログのPVとは?セッションとの違いと問い合わせにつなげる見方
関連記事:オウンドメディアのコンバージョンを増やす方法|CVRの目安と改善手順を解説
目標PVに届かない理由は、記事の本数とキーワードのどちらですか
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