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SEOコンサルタントとは?仕事内容と費用、依頼前に決めること

SEOコンサルタントは、サイトを調べて施策とその順番を決める専門家で、記事の執筆やサイトの修正まで引き受けるかは契約によって異なります。依頼するなら、見積もりを比べる前に、提案された施策を社内の誰が実行するかを決めてください。社内で足りない作業がわかれば、助言だけの契約か、実行まで含む契約かを選べます。

診断・優先順位づけ・実行の3段に分かれたSEOの仕事を、コンサルタント、社内の担当者、記事の制作会社が分担して進めている様子を描いた図。

「SEOに詳しい専門家に入ってもらえば、あとは任せておくだけで検索からの問い合わせが増えていくはず」。税理士に頼めば申告書が、社労士に頼めば手続きが仕上がるように、専門家への依頼は作業まで含むものと受け止めていれば、SEOにも同じ役割を期待するのは無理もありません。

しかし、SEOコンサルタントの仕事の中心は、サイトと市場を調べて「何を、どの順番でやるか」を決めることにあります。改善提案やキーワードの一覧を受け取っても、記事を書く人やサイトを直す人が決まらなければ、施策はそこで止まります。SEOコンサルタントに依頼するなら、実行する人まで先に決めておく必要があるのです。

本記事では、SEOコンサルタントの仕事内容と代行との違いから、費用の決まり方、依頼先の見極め方、この仕事に就くために求められるスキルまでを、累計8,000記事以上を制作し、自社と取引先のサイトで毎日記事を公開している立場からお伝えします。

この記事でわかること
  • SEOコンサルタントは施策とその順番を決める専門家で、執筆やサイトの修正まで引き受けるかは契約で変わる
  • 提案は記事を書く人やサイトを直す人が決まっていないと止まるため、契約前に社内で5つの項目を決めておく
  • 費用は契約に含まれる作業の範囲で決まり、執筆や実装が含まれない契約は社内の人件費か外注費を足して比べる
  • Googleは、掲載順位を保証すると主張する業者やGoogleへの「優先登録」を宣伝する業者に注意が必要だとしている
  • SEOコンサルタントに必須の資格はなく、依頼する側がまず確かめるのは過去の作業のサンプルと成功事例

SEOコンサルタントとはどんな仕事か

SEOコンサルタントとは、企業のWebサイトが検索エンジンから見込み客を集められるように、現状を調べて施策を決め、その実行と効果の測定を支援する専門家です。SEO(検索エンジン最適化)は、Googleなどの検索エンジンにページの内容を正しく理解させ、検索した人に見つけてもらうための取り組みを指します。名乗るために必要な国家資格はありません。SEOの支援会社に所属する人もいれば、フリーランスで活動する人もいます。

Googleが挙げるSEO業者の支援内容

Googleは検索セントラルの公式ドキュメント「SEO業者の利用を検討する」で、多くのSEO業者や代理店、コンサルタントが提供しているサービスの例を挙げています。サイトのコンテンツや構成の見直し、リダイレクトやエラーページなどWebサイトの開発に関する技術的なアドバイス、コンテンツの開発、キーワードに関する調査などです。SEOのトレーニングや特定のマーケットや地域に関する専門知識、生成AI向けの最適化も挙がっています。

SEO 業者の利用を検討するSEO 業者に依頼する際のヒント | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
SEO サービスの利用を決断する前に、Google の公式なヒントを参考に、SEO 専門家の評価方法、信用照会先の確認方法、よくある落とし穴の回避方法をご確認ください。
🌐 developers.google.com
外部リンク

並んだ項目を性質で分けると、助言にあたる「見直し」「アドバイス」「調査」と、作業にあたる「コンテンツの開発」、教育にあたる「トレーニング」が同じ一覧に入っています。同じ「SEOコンサルタント」でも、どこまで引き受けるかは契約ごとに違うのです。

SEO対策代行との違い

コンサルタントと代行の違いは、受け取る成果物で見分けると迷いません。コンサルティングの成果物は、改善提案書やキーワードの設計書、記事の構成指示のような「何をやるかを決めた書類」です。一方で代行の成果物は、公開された記事や修正済みのページといった「実行された結果」になります。

SEOコンサルティングと代行の成果物の違いを並べた図

コンサルティングと代行の両方を提供する会社もあり、サービス名だけでは区別できません。見積書の作業項目に「執筆」「実装」「入稿」が含まれているかを確かめるのが確実です。

経営者経営者

SEOコンサルタントに依頼すれば、記事の執筆やサイトの修正まで任せられるのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

任せられる契約もあれば、定例会での助言と改善提案までの契約もあります。記事を書く人やサイトを直す人を社内で用意する前提になっているかは、契約前に見積書の作業項目で確かめてください。提案書だけが毎月届き、社内の誰も手を付けられないまま半年が過ぎる事態を、作業項目の確認で防げます。

関連記事:【2025年最新版】初心者でもできるSEOのやり方完全ガイド | 上位表示するための具体的な方法を徹底解説

SEOコンサルタントの仕事内容と進め方

SEOコンサルタントの仕事は次の5つの工程に分かれ、施策の結果を見ながら数か月単位で繰り返します。

SEOコンサルタントの仕事の5工程を循環で示した図

5つの工程で、コンサルタントが何を見て何を決めるのかは次のとおりです。

1
STEP
ヒアリングで追う数字を決める

事業の売上構成、主力の商品やサービス、問い合わせにつながる顧客像を聞き取ります。「検索からの問い合わせを月に何件増やしたいか」のように、SEOで追う数字をここで決めておかないと、後の工程で施策の良し悪しを判断できません。

2
STEP
サイトの現状を分析する

Google Search Consoleで、どの検索語句で何回表示され、何回クリックされているかを確かめます。狙いたい語句で上位に表示されている競合のページや、表示速度・インデックス登録の状況といった技術面も点検の対象です。

3
STEP
戦略とキーワードを設計する

分析をもとに、どの検索語句でどのページを上位に出すかを決めます。既存ページの修正で狙う語句と、新しい記事を作って狙う語句は、分けて一覧にします。

4
STEP
施策を提案し優先順位を付ける

タイトルの修正、内部リンクの追加、記事の新規作成、ページの統合といった施策を、見込める効果と必要な作業量で並べ替えます。社内で月に使える作業時間を聞いたうえで、最初の数か月でやることと、やらないことを分けるのもこの工程の仕事です。

5
STEP
実行を支援し効果を測る

実行の段階での役割は契約で変わり、助言中心の契約なら記事の構成や修正内容の確認が中心です。実行後はSearch Consoleの数字を施策の前後で比べ、定例会で報告して次の施策を決め直します。

5つの工程のなかで、結果を大きく左右するのは施策の優先順位づけです。とりわけ押さえておきたいのが、優先順位づけには「やらないこと」を決める作業も含まれる、という点でしょう。

やらないことを決めずに施策の候補を同じ重みで並べると、社内では作業量の小さい修正から手が付きやすくなります。記事の新規作成やページの統合のように作業量の大きい施策は、見込める効果が大きくても後回しになるのです。

関連記事:BtoB SEOコンサルの選び方|支援範囲と費用の決まり方を解説

SEOコンサルタントに依頼するメリットと限界

SEOコンサルタントに依頼すると、社内だけでは得にくい判断材料が手に入る一方で、依頼しただけでは解決しない課題も残ります。

依頼して得られること
  • 狙う検索語句と、上位に出すページの組み合わせが決まる
  • 施策に優先順位が付き、社内の作業時間を使う順番が決まる
  • Googleの公式ガイダンスに沿って助言する業者なら、社内に詳しい人がいなくても判断の根拠を得られる
  • トレーニングを含む契約なら、社内の担当者がSEOの判断の仕方を学べる
依頼しても残る課題
  • 費用がかかる(顧問契約なら毎月)
  • 効果を確かめるまでに数か月かかる
  • 契約の範囲によっては、記事を書く人やサイトを直す人を社内で用意する

依頼前にいちばん確かめておきたいのは、記事を書く人やサイトを直す人を社内で用意できるかです。費用と契約期間は見積もりの段階でわかります。ところが、実行する人がいないという問題は、契約して数か月たち、定例会で「未着手」の報告が続いてから表に出てくるのです。

SEOコンサルの提案が実行されずに止まる理由

SEOコンサルの提案は、内容が正しくても、実行する人と時間が足りなければ止まります。キーワードの一覧が完成していても、記事が公開されなければ、その記事で狙う語句の順位は動きません。

止まる原因は実行する人と時間の不足

SEOの施策は、記事の執筆、CMSへの入稿、HTMLやサイト構造の修正、図版の作成といった、職種の違う作業の集まりです。社内のWeb担当者が広報や営業支援と兼任していれば、SEOに使える時間は限られます。エンジニアの作業時間も、本業の開発と取り合いになります。

その結果、記事の新規作成やページの統合のように作業量の大きい施策が翌月、翌々月へと送られ、コンサルタントは毎月の定例会で同じ提案を繰り返します。費用だけが積み上がる状態です。だからこそ、依頼先を比べる前に、提案の質より先に、実行する人と時間を確保できるかを確かめる必要があります。

SEOの仕事を診断・優先順位づけ・実行の3段に分け、それぞれの担い手を示した図

診断と優先順位づけはコンサルタントが担えますが、実行の段には複数の担い手が並びます。実行を誰が引き受けるかが空欄のままでは、診断と優先順位づけにかけた費用は成果に変わりません。

契約前に社内で決めておくこと

提案を実行まで進めるために、契約前に社内で決めておきたい項目は次の5つです。1つでも「未定」が残るなら、その作業を誰に任せるかを先に考えるのが順番です。

  • 記事を書く人と、月に公開できる本数
  • サイトのタイトルやHTMLを修正できる人と、反映までの手順
  • 施策を承認する人と、承認にかかる日数
  • Search Consoleの数字を毎月確認する人
  • 社内で足りない作業を外部に任せる場合の範囲と予算

実行する人手が足りない場合の組み方は、大きく3つに分かれます。どれが合うかを決めるのは、社内に記事を書ける人がいるかと、SEOにかけられる月の予算です。

社内で実行するコンサルに実行まで依頼する戦略と実行を分担する
向いている会社記事を書ける人とサイトを直せる人が社内にいる社内の人手が少なく、窓口を1つにしたい戦略は専門家に任せ、記事の本数と品質は制作の専門会社で確保したい
月の費用外部に払う費用は助言中心の契約で抑えられる(社内の人件費は別にかかる)高くなりやすい2社分の費用がかかる
社内に残るもの判断の根拠と作業の経験成果物が中心判断の根拠と成果物
注意点兼任の担当者のところで作業が止まりやすい記事の品質管理まで任せられるかを確認する2社の指示が食い違わないよう社内の窓口を決める

コンサルタントとすでに契約している場合でも、実行する人手は後から足せます。提案書の優先順位はそのままに、執筆や修正の作業だけを外部に任せる形です。

キーワードの一覧はあるのに、記事の公開が進んでいませんか

キーワードの一覧や構成の指示があっても、書く人と編集する人がいなければ記事は公開されません。記事コンテンツの制作支援では、編集者・ライター・監修者のチーム編成から、レギュレーションの策定、品質管理の流れまでを構築します。社内で記事を書ける人の数と、月に公開したい本数をお聞かせください。相談は無料で、オンラインで30分ほどです。

SEOコンサルティングの費用の決まり方と契約形態

SEOコンサルティングの費用は、コンサルタントがどこまでの作業を引き受けるかで決まります。金額だけを並べても、助言だけの契約と記事の執筆まで含む契約は比べられません。

契約形態ごとの作業の範囲

SEOコンサルティングの契約形態は、引き受ける作業の範囲で次の4つに分けられます。

主な内容社内で用意する人向いているケース
スポット(単発の診断)サイトの診断と改善提案書の作成提案を実行する人現状の問題点を一度洗い出したい
助言中心の顧問契約定例会での助言と改善提案記事を書く人とサイトを直す人実行する人が社内にいる
戦略設計を含む契約助言に加え、キーワード設計や記事の構成案の作成構成案をもとに記事を書く人何を書くかから決めたい
実行まで含む一括支援記事の執筆・入稿・リライトまで内容を確認して承認する人社内に実行の人手がない

実行まで含む契約ほど、コンサルタントが引き受ける作業が増え、月の費用も上がります。同じ契約形態でも、費用はサイトのページ数や対象とする検索語句の数、記事の本数、定例会の頻度などで変わります。見積もりを比べるときは、作業項目に執筆や実装が入っていない契約に、その作業をする社内の人件費か外注費を足して比べてください。

順位が上がった分だけ支払う成果報酬型の契約には、注意が必要です。報酬の条件が検索数の少ない語句に設定されていると、順位は上がっても問い合わせは増えないためです。料金体系ごとの見積書の読み方はSEO対策費用の相場と内訳の見方で詳しく解説しています。

効果が出るまでの期間と契約期間

SEOの効果が出るまでの時間は、契約期間を決めるときの判断材料になります。Googleは「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」で、変更がGoogle側に反映されるまでには数時間のものも数か月のものもあるとし、一般的には数週間待ってから検索結果への良い影響を確認するよう勧めています。ただし、変更すれば必ず目に見える変化が現れるわけではない、とも書かれています。

Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
検索エンジン最適化に関する、Google 公式の SEO スターター ガイドです。SEO の定義からウェブサイト運用者向けの基本的な施策まで、SEO 関連の基礎を幅広くご紹介します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

SEO対策の効果が出るまでは、一般に3〜6か月ほどかかり、サイトの状態とキーワードの競合の強さで変わります。1〜2か月で順位が動かないからといって、契約を打ち切る判断は早すぎるでしょう。

SEOコンサルタントの見極め方と避けたい業者

SEOコンサルタントを見極めるときに参考になるのが、Googleが「SEO業者の利用を検討する」で公開している業者選びの考慮事項です。面談で確かめる点と、依頼を避けるか注意したい業者の特徴の両方が書かれています。

Googleが挙げる面談で確かめる点

Googleが、候補の業者と面談するときに確かめるとよい点として挙げているもののうち、主なものは次の6つです。

  • 過去の作業のサンプルと成功事例を見せてもらえるか
  • Google検索の基本事項に沿った手法をとっているか
  • 期待できる結果と時期、成果の測り方を説明できるか
  • 同じ業種での実績があるか
  • サイトに加えた変更と、その理由を伝えてもらえるか
  • 自社の事業や競合、顧客がどう探してくるかを質問してくるか

Googleは同じページで、推奨事項の裏付けとしてGoogleの公式ドキュメントを引用しているかも確かめるよう求めています。AI機能向けの最適化(AEOやGEOと呼ばれるサービス)について助言する業者なら、その助言がGoogle検索の公式ガイダンスに沿っているかも確かめる対象です。

依頼を避けるか注意したい業者の特徴

Googleが、依頼を避けるか注意するよう挙げている業者の特徴のうち、主なものは次の6つです。特徴ごとに、Googleの書き方の強さが違います。

  • 検索結果の最初のページへの表示の約束:他の業者を探すよう案内している
  • 何千もの検索エンジンへの登録申請などの効果の宣伝:避けるよう案内している
  • 掲載順位の保証:注意が必要としている
  • Googleとの「特別な関係」の強調:注意が必要としている
  • Googleへの「優先登録」の宣伝:注意が必要としている
  • 行動の目的を明確に説明しないこと:用心するよう求めている

Search Consoleの権限の渡し方にも気をつけてください。GoogleはSEO監査の提案を受けた段階では、Search Consoleの読み取り権限だけを付与し、書き込み権限は付与しないよう案内しています。

業者の特徴のうち、依頼する側が判断に迷いやすいのは掲載順位の保証でしょう。

経営者経営者

順位を保証してくれる会社のほうが、成果が出なかったときの損が小さくて安心に思えるのですが。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

そう感じるのは自然です。ただ、Googleは「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません」と書き、掲載順位を保証すると主張する業者には注意が必要だとしています。保証の対象が検索数の少ない語句なら、順位が上がっても問い合わせは増えません。確かめたいのは順位の約束より、問い合わせにつながる語句で何をするのかという説明のほうです。

面談では、Googleの質問例に加えて「最初の3か月でやらないことは何ですか」と聞いてみてください。やらないことを言える担当者は、実行の順番まで考えていると見てよいでしょう。御社の社内で使える作業時間を聞かずに、やらないことは決められないためです。依頼先の比べ方をさらに詳しく知りたい方は、SEO会社の選び方と費用相場もあわせてご覧ください。

SEOコンサルタントになるには

SEOコンサルタントになるための決まった経路はありません。SEOの支援会社や記事の制作会社に入って実務を積む、事業会社のWeb担当としてSEOを任される、自分でサイトを運営して検索からの集客に取り組む、といった入口があります。

求められるスキル

SEOコンサルタントに求められるスキルの土台は、検索の仕組みとGoogleの公式ガイダンスの知識、そしてSearch ConsoleやGA4の数字を読み、施策の前後を比べる力です。そのうえで、顧客の事業を理解して、売上につながる検索語句を選ぶ力が要ります。

もう1つ欠かせないのが、提案を相手の社内で実行できる大きさに切り分ける力です。記事の構成の指示が、執筆者が迷わずに書ける形で届けば、意図を確かめる往復が減り、公開までの日数も短くなります。スキルの全体像と学ぶ順番はSEOスキルの中身と学ぶ順番で整理しています。

資格は必須ではない

SEOに国家資格はなく、資格がなくてもSEOコンサルタントとして仕事ができます。SEOの名前が付いた民間資格のひとつが、一般社団法人全日本SEO協会が認定する「認定SEOコンサルタント」です。

ℹ

認定SEOコンサルタントは、全日本SEO協会の養成スクールで講座を3回受けて各回3つの課題を提出し、SEO検定の4級から1級までの4つに合格したうえで、卒業課題の審査を通ると認定されます。SEOコンサルティング学習カリキュラムの受講料は150,000円(税別)で、通学とダウンロード学習のどちらでも同じ金額です。SEO検定の公式テキストなどで学ぶSEO技術学習カリキュラムの費用は、150,000円に含まれていません。

※ 出典:認定SEOコンサルタント養成スクール募集案内(2026年10月時点の記載)

資格は知識の範囲を示す材料になります。ただし、依頼する企業が確かめたいのは「何を変えて、何が起きたか」の実例です。Googleが、面談で聞く質問の最初に挙げていたのも、過去の作業のサンプルと成功事例でした。

経験の積み方と独立

会社員として経験を積むなら、支援会社では複数の業種のサイトを担当でき、事業会社では1つのサイトに長く関わって施策の結果を最後まで追えます。独立する場合、最初の顧客に示せる材料になるのは、これまでに支援した記録の件数と中身です。年収は、会社員か独立か、担当する顧客の数と契約の単価によって大きく変わるでしょう。フリーランスとして案件を増やす方法はSEOコンサルが案件を増やせない理由で解説しています。

SEOコンサルタントに関するよくある質問

SEOコンサルタントへの依頼と資格について、よくある5つの質問に答えます。

SEOコンサルタントと代行、どちらに頼めばいい?

社内に記事を書く人やサイトを直す人がいるならコンサルタント、いないなら代行か、実行まで含むコンサルティング契約が向いています。迷う場合は、社内で月に何時間をSEOの作業に使えるかを先に数えてください。

成果が出るまでどのくらいかかる?

数か月単位で見ておく必要があります。Googleは、反映までに数時間かかる変更も数か月かかる変更もあるとし、一般的には数週間待ってから影響を確かめるよう勧めています。SEO対策の効果が出るまでは一般に3〜6か月ほどかかり、サイトの状態とキーワードの競合の強さで変わります。記事を新しく作って狙う場合は、公開までの期間も見込んでください。

小さな会社でもSEOコンサルタントは必要?

必須ではありません。Googleは、小規模なローカルビジネスの経営者なら、おそらく作業の多くを自分で行えるとして、SEOスターターガイドから始めることを勧めています。サイトの作り直しや新規開設を控えている時期は、Googleが専門家への依頼を始めるのに最適なタイミングとして挙げています。

SEOコンサルタントに資格は必要?

必要ありません。SEOに国家資格はなく、資格がなくても仕事はできます。全日本SEO協会の認定SEOコンサルタントなどの民間資格は、知識の範囲を示す材料になります。

AI検索への対応も相談できる?

対応している会社なら相談できます。Googleも、SEO業者が提供するサービスの例に生成AI向けの最適化を挙げています。ただし、Googleは生成AI機能向けの最適化ガイドで、SEOのベストプラクティスは生成AI機能でも引き続き有効で、llms.txtのような特別なファイルを作る必要はないとしています。表示されるには、検索の技術要件を満たすことに加えて、Search Consoleで検索の生成AI機能にサイトが含まれている必要があります。AI機能向けの助言がGoogleの公式ガイダンスに沿っているかは、依頼する前に確かめてください。

※ 出典:Google検索セントラル「SEO業者の利用を検討する」「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」

コンサルタントに頼むか、記事の制作から任せるか、決めかねていませんか

SEOを外部に頼むと決めても、助言を受けるのか、記事の制作まで任せるのかで、選ぶ相手も費用も変わります。担当しているサイトのURLと、社内で記事を書ける人の数、月に公開したい本数をお知らせください。記事を社内で書く場合と外部に任せる場合で、必要な人手と進め方がどう違うかを一緒に確かめます。

まとめ|コンサルは順番を決め、成果は実行で出る

SEOコンサルタントは、サイトと市場を調べ、検索から見込み客を集めるための施策とその順番を決める専門家です。Googleが挙げる支援内容には助言からコンテンツの開発、トレーニングまでが含まれ、どこまで引き受けるかは契約ごとに異なります。費用も、契約に含まれる作業の範囲で決まります。

依頼先を選ぶときは、順位の保証ではなく、過去の事例、成果の測り方、変更内容の説明があるかを確かめてください。そして契約の前に、記事を書く人、サイトを直す人、数字を見る人を決めておいてください。提案が実行されて初めて、コンサルティングの費用は成果に変わります。

私たち合同会社Writers-hubは、累計8,000記事以上を制作してきた、記事の制作を受け持つ側の会社です。

社内で記事を書いて公開する体制を作りたいときは、記事コンテンツの制作支援で、キーワード戦略の設計から制作体制の構築までをお手伝いします。キーワードの設計と記事の公開をまとめて任せたい場合は、ブログの設計から毎日の公開までを代行するIKKI-Plus(月額10万円〜・税別・3か月〜)もあります。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。